住宅ローンの金利下げ交渉に成功した方法を紹介します。
引き下げ結果はわずか0.05%ですが、住宅ローンは借入金額も多いので効果絶大です。
更にポイントサイトを活用して31,800円分のポイントを獲得しました。
目次
住宅ローン金利交渉をはじめるまで
始めに我が家の借入状況について説明します。
- みずほ銀行で借入
- 夫婦ペアローン
- 残期間32年6ヶ月(35年ローン)
- 借入金利は0.725%(変動金利、金利優遇込)
- 都内の新築マンションを購入
借入金額は夫婦合わせて5,000万円というかなり無謀なローンです。
共働きとはいえ毎月の返済は大変です。ですが購入したマンションはとても気に入っているので後悔はしていません。
住宅ローン金利は低いほうがいい
借入当時(2015年)、変動金利で0.725%はかなり低い金利でした。
ですが、更に低金利時代に突入し、優遇込の変動金利で0.5%をきる金利もでてきています。
もっと低い金利を見ると自分たちの金利が高く見えてしまう、隣の芝生は青いの心理ですね。
借入2年目にして住宅ローンの借り換えを考え始めました。
借り換えの注意点
早速、住宅ローンの借り換えについて調べました。
すると、
- 借入開始から2年以内は借り換えできない
- ペアローンの借り換えは難しい
という情報がでてきました。
我が家にぴったり当てはまっています。
更に、借り換えに必要な資料もたくさんあり、なかなか大変だな~と少しやる気が下がってしまいました。
普段ならここで借り換えプロジェクトは凍結のはずなんですが、別方向からの運命の出会いがありました!
ポイントサイトでマイルを貯める
少し脱線しますが、私達夫婦は格安で海外旅行(主にディズニー旅行)に行くためにマイルを貯めています。
マイルを貯める方法は、
- 飛行機に乗る
- クレジットカードで決済する
が良く知られた方法ですが、実はもっと簡単にたくさん貯められる方法があるんです!
それが陸マイラー活動の本業であるポイントサイトの活用です。
詳しくは下記の記事をどうぞ。
更に、陸マイラー活動のおかげで念願のビジネスクラス特典航空券を予約できました。
もちろん行き先はウォルトディズニーワールドです。
そんなあるとき、お気に入りのちょびリッチというポイントサイトで案件を探していると「これだ!!」と思う案件が。
※1ポイント=0.5円、現在はポイントアップが終了しています。
なんと仮審査申込みで14,400円分のポイントがもらえるんです!
しかも、じぶん銀行はペアローンの借り換えにも対応しています。
金利交渉の方法
もともとみずほ銀行には何も不満はありません。無理して借り換えしなくても、みずほが金利下げてくれればいいな~と思っていました。
そこで、こんな作戦を考えました!
- じぶん銀行に仮審査申込み
- 仮審査が通ったら、結果を元にみずほに交渉
- 金利引き下げ成功!(の予定)
仮審査が通らなくても「仮審査申込み」のポイントは獲得できるし、みずほ銀行への金利引き下げ交渉がうまくいかなければ、じぶん銀行への借り換えを本気で検討すればいいのです。
しかもペアローンなので「仮審査申込み」も夫婦で申し込む必要があります。獲得ポイントは2倍となり28,800円分のポイントです。
ポイントもらうだけでも十分お得ですよね。
借り換えの効果
ところで、みずほに金利交渉するためには「じぶん銀行に借り換えるとメリットがある」という借り換え効果について提示しなければいけません。
借り換えもタダではできません。手数料や登記費用がかかります。
目先の金利ばかりに気を取られていましたが、借り換えでどの程度の効果があるのでしょうか?
作戦実行前に確認しました。
住宅ローンシミュレーション
住宅ローンを取り扱っている銀行であれば、銀行のサイトでローンシミュレーションが公開されています。
じぶん銀行への借り換えなので、じぶん銀行の住宅ローンシミュレーションを使いました。
シミュレーションの結果は以下。金利は0.725%→0.497%で算出。
※金額にフェイクも混ぜているので実際の結果とは誤差がありますが、おおよそ同じです。
約60万円の軽減という結果です。想像以上に効果がありますね。
更に、みずほのローンを完済して借り換えするので、みずほから保証料の戻りがあります。保証料の戻りを加味すると約100万円の軽減になる予定です。
ただ、このシミュレーションは「繰り上げ返済なし」という前提で算出したので、繰り上げ返済すると効果額も減ることになりますね。
効果額をみて俄然やる気がでてきました!
金利交渉のための事前準備
作戦が決まったので早速準備にとりかかります。
じぶん銀行に口座開設
住宅ローン審査の申し込みをするためには、じぶん銀行の口座開設が必要です。
もちろん住宅ローン審査と同時に口座開設もできるのですが、マイルを獲得するためにポイントサイトをチェックします。
※1ポイント=0.5円
ありました~!
ちょびリッチのじぶん銀行口座開設案件です。これで1,500円分のポイント獲得!
じぶん銀行住宅ローンの仮審査申込み
じぶん銀行の口座開設ができたら、次は住宅ローンの仮審査申込みです。
これまたちょびリッチで申込みました。
※1ポイント=0.5円、現在はポイントアップが終了しています。
これで14,400円分のポイント獲得です!
仮審査の申し込みは入力する項目がたくさんあり時間がかかりましたが、これもポイント獲得&金利引き下げのため、と思い頑張りました。
入力は30分ほどかかったと思います。
じぶん銀行の審査結果
仮審査を申し込んでから2週間ほどで結果が届きました。
仮審査、無事に通過です!
事前にペアローンであることも伝えてあるので、夫婦ともに仮審査クリアです。
いよいよメインイベントである、みずほ銀行への交渉に進みます!
みずほ銀行に金利引き下げ交渉
住宅ローンを契約しているみずほ銀行支店に行って交渉することにしました。
来店予約
まずは、みずほ銀行のサイトから来店予約をします。
相談内容を記入する欄があったので「住宅ローンの借り換えを検討している」と記入。
すると、支店から電話がかかってきました。
電話の内容は以下2点でした。
- 来店日時の確認
- 相談内容の確認
特に相談内容のほうを細かく聞かれたので、正直に回答しました。
こんな感じだったかと。
とりあえず「住宅ローン相談」ということで来店予約の受付完了です。
準備するもの
確認電話のときに相談日当日の持ち物についても指定がありました。
- 本人確認資料(身分証明書)
- みずほ銀行のキャッシュカード
- 昨年の源泉徴収票
- じぶん銀行のシミュレーション結果
我が家の場合は借入当時より世帯年収がアップしているので、年収による問題はないと思っていました。転職等もしていないですし。
じぶん銀行のシミュレーション結果は持っていき見せましたが、仮審査の結果は特に見せなかったような気がします。金利交渉において仮審査が通ったかどうかはあまり関係ないのかもしれません。
金利引き下げ交渉当日
たまたま夫婦ともに平日休みの日があったので、その日に来店予約をいれ、みずほ銀行に行ってきました。
予想以上にスムーズな交渉
来店すると早速商談ブースに通されました。
担当者の挨拶もそこそこに、早速提示されたのが
0.1%の金利引き下げプラン
でした。
当初の借入金利が0.725%、じぶん銀行の金利は0.497%なので、0.1%の引き下げであれば0.625%になります。
もちろん、それでもじぶん銀行のほうが金利が低いですが、借り換えの手間を考えると提示されたプランでも十分かな、と思いました。
借入金利の引き下げといっても実際は金利引き下げ優遇幅を増やすということになるので、今後変動金利から固定金利に変更した場合にも優遇幅が適用されます。
金利引き下げ優遇幅について
まず住宅ローンには店頭金利という金利があります。変動金利であれば店頭金利は2.475%です。
ただ、他行との差別化をはかるために金利引き下げ優遇幅というのを用意しています。これは借入者の属性や借入金額によって変わるものですが、金利引き下げ優遇幅を適用することで0.625%のような低金利が実現します。
当初、私達は0.725%で借り入れていました。
つまり金利引き下げ優遇幅は▲1.75%(マイナス1.75%)です。今回は優遇幅を▲1.85%に拡大しましょう、という提案でした。
この優遇幅は変動金利だけのものではないので、店頭金利が3.0%の固定金利への切り替えをした場合、1.15%(3.0 – 1.85)となります。
交渉することがなかった
ブースについてわずか5分で「借り換えはいいや、みずほに金利を引き下げてもらおう」という気持ちで固まりました。
もう金利引き下げできた気分でいると担当者から以下の説明がありました。
- 0.05%の引き下げであれば支店の判断で対応できる。
- 0.1%の引き下げは本社の稟議を通さないといけない。
- 0.1%の引き下げた場合はみずほ証券でNISA口座の開設が必要。
が、夫婦ともNISA口座はすでに別証券会社で開設していました。
※NISA口座は1人1口座しか持てない
その旨を説明するとカードローンの契約でもよいと言われました。カードローンの契約といっても「借入できる状態まで契約する」というだけで実際に借りる必要はないとのこと。
それなら契約します、と伝えて交渉は終了。
金利引き下げシミュレーション
金利を0.1%引き下げた場合の効果額をまとめたシミュレーション結果をもらいました。
じぶん銀行のシミュレーションと比べると効果額は少ないですが、手間を考えると借り換えは必要ないと改めて納得です。
金利引き下げの結果は?
2週間ほどで金利引き下げの結果報告の電話がありました。
結果は残念ながら0.1%引き下げならず0.05%どまり。
0.05%の引き下げでも十分だと思っていたので、手続きを進めることにしました。
住宅ローンの契約変更
契約している住宅ローンの金利が変更となるため契約変更の手続きが必要です。
準備するもの
- 印鑑(銀行印、実印)
- 本人確認書類(身分証明書)
- みずほ銀行のキャッシュカード
- 契約変更手数料(※)
- 印紙代(※)
※ローン返済と同時に引き落としされるので現金で準備する必要なし
手続き当日
銀行窓口での手続きなので平日しかやっていません。夫婦ともに午前半休を取得して手続きに行ってきました。
契約変更内容の説明を受け、所定の書類に記入&捺印、40~60分くらいで終わりました。
住宅ローン金利が下がった!
みずほダイレクトというインターネットバンキングで変更前と変更後の金利を確認しました。
変更前
変更後
金利が0.05%下がっています!
手続きがあまりにもあっけなかったので実感わきませんでしたが、この画面をみてやっと「金利引き下げに成功したんだな~」と思いました。
かかった費用と効果
今回の金利交渉プロジェクトの成果です。
費用
変更手数料:10,800円(5,400円×2契約分)
印紙代:1,200円(600円×2枚分)
あとは銀行に行くための平日休みですね。
効果
金利引き下げ:0.05%
獲得ポイント:31,800円分(25,440ANAマイル)
金利引き下げももちろん嬉しいですが、じぶん銀行の口座開設と仮審査申込みで、大量のマイルが獲得できました!
20,000ANAマイルは上海もしくは香港の往復特典航空券1名分に相当します。ポイントサイトの案件をチェックしてて良かったな~と思います。
まとめ
住宅ローンの金利引き下げ交渉に成功した方法を紹介しました。
実際にはほぼ交渉することはなく、みずほ銀行側から提示された条件に合意しただけです。
ですが、かかった手間から考えると効果は絶大です。
残念ながら0.1%の引き下げとはならず0.05%引き下げでしたが、満足の結果です。NISA口座の開設不可が原因だったのかも。
更に各種申込みはポイントサイトを経由することで大量ポイントを獲得することができました。
仮に金利引き下げ交渉に失敗したとしても、大量ポイント獲得していれば納得できますよね。
住宅ローン金利交渉成功&ポイントサイトで大量マイル獲得した話でした。
マイル活動をはじめてみると驚くほど大量のマイルが貯まります。
20万マイルはハワイ往復航空券×5回分に相当します。
普通の会社員である私ができたので、みなさんもきっとマイルが貯められるはずです。
マイルを貯めて、毎年海外旅行に行きませんか?
誰でも簡単にマイルが貯められる方法を紹介します。